元年収400万円会社員の僕が34歳でFIREできた訳 「投資に時間を割けない」の壁をこう乗り越えた

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年収400万円の会社員だったゆうパパさんが34歳でFIREを達成したコツとは?(写真:zon / PIXTA)
経済的自立をし、早期リタイアを実現する――。近年、日本でも「FIRE」がよく知られるようになってきました。しかし、多くの人は「FIREをしたい」と思いながらも、「今の仕事やプライベートが忙しくて、投資に時間を割けない……」と、諦めているのが現状ではないでしょうか。
ところが、そうした壁を乗り越えて、FIRE達成した人もいます。SNS総フォロワー数8万人、個人投資家のゆうパパ氏がそのひとり。この記事ではゆうパパ氏の経験について、同氏の新刊『ほったらかし投資FIRE』から一部抜粋、編集してお届けします。
(※本記事は投資による利益を保証するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の判断で行ってください)

「失敗」に「失敗」を重ねて…

私の名前はゆうパパと言います。個人投資家で、約2年前にFIREを達成しました。FIRE達成から1年後にはヨーロッパへ移住して、現在はポルトガルでセミリタイア生活を送っています。

こういうと、私自身、スムーズにFIREできたように思われるかもしれませんが、実は私も当初はまったくうまくいきませんでした。

私は投資を始めたころ、営業の仕事をしていました。日中は顧客回りをしますし、会社にいても会議やデスクワークをしなければなりません。しかし、仕事中でもどうしても「株価」が気になってしまいます。

気になる……気になる……気になる……。

常に落ち着かない状態で、仕事が全然手につきません。たばこを吸わないのに喫煙室に行き、仕事の途中にも頻繁に「株価」を見てしまっていました。

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