M-1途中に謎のCM、「野田ゲー」の知られざる熱狂 野田クリスタル「正直、とてつもなく大変でした」

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M-1グランプリ決勝で流すCMを作るクラウドファンディングが話題に ©吉本興業

12月18日に行われた日本一の漫才師を決めるお笑いの祭典『M-1グランプリ2022』。芸人たちの人生をかけた熱戦が繰り広げられる中、“一風変わったCM”が流れた。

Nintendo Switch用ゲームソフト『スーパー野田ゲーWORLD』のテレビCMだ。目にとまった人も多いのではないだろうか。

出演者には名の知れた芸人もいたが、”ほとんどは無名の素人”、その費用の一部はクラウドファンディングで集められた。そんな枠組みに「面白そうだから」という理由で制作に国内屈指のクリエイターが集結。

そもそも「M-1」のプレミアムスポンサーであるCygamesではない他のゲーム会社のCMが番組中に流れるというのはかなり特殊だ。

異例づくしの『スーパー野田ゲーWORLD』

そんな異例づくしの『スーパー野田ゲーWORLD』は、2020年のM-1王者であるマヂカルラブリー・野田クリスタル氏が総監督を務めるゲームソフト。

『スーパー野田ゲーWORLD』のキービジュアル ©吉本興業

前作『スーパー野田ゲーPARTY』は、クラウドファンディングの出資者から提供された大量の素材をもとに作られ、10万本のヒットを記録。新作『WORLD』では、目標金額を大幅に上回る総額4245万3000円を集め、制作が進められてきた。

前作からパワーアップした『みんなのつり革』や『将棋Ⅲ』のほか、お笑い芸人の千鳥・ノブ氏が出資して話題を集めたアクションゲーム『信~NOBU~』、長いステージが1画面に収まったSTG『ナガイアス』など、野田氏の独自の感性から生まれた数々のミニゲームを収録。オンライン対戦やランキング機能なども新たに実装されているのが特徴だ。

いったい何が起きていたのか。ゲーム開発やCM制作の舞台裏、新たに追加された5本のゲームのこだわり、そして今後の展望について、野田クリスタル氏にじっくり話を聞いた。

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