根津神社の授与品「月次花御札」を知ってますか 神札は「御朱印」の次なるブームとなるか?

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近年、伝統を大切に守りながらも、流行を上手に取り入れる神社が増えているようです(写真:nozomin/PIXTA)
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「神社=伝統的・古くさい」というイメージはもう古い。

伝統を大切にしつつも、2010年頃から訪れた「御朱印ブーム」の波にもうまく乗り、流行を読み時代に合わせて進化する神社が増えた印象だ。

御朱印とは、神社や寺院を参拝した証としていただける印のこと。

基本は朱印と墨書きの2色の形式をとっているが、近年は色鮮やかな印や工夫を凝らした台紙など、神社仏閣ごとに個性が見られるようになった。

御朱印がきっかけで参拝につながる

筆者はそんな御朱印ブームの頃から御朱印を集めはじめ、御朱印をきっかけに神社そのものに興味を持った人間のひとりだ。2016年3月からはじめて6年。きっかけは御朱印だったが今では神社自体の魅力に魅了されており、現在も新しい神社との出合いを楽しんでいる。

御朱印ブームは、平成20(2008)年頃に新橋にある烏森神社が四隅に四色の神紋を押した御朱印の授与をはじめてから盛り上がったといわれている。

それから御朱印に朱印以外の印を押す神社が増え、「七夕祭」「新嘗祭」「夏越の大祓」など神社の行事に合わせた特別御朱印を授与する神社が増えていった。

そして2022年現在では、月ごとに絵柄が変わる御朱印を授与する神社も珍しくはなくなった。

神社がこうして月ごとに変わる御朱印を授与するのには、「月参り」という風習を大切にしているからという側面もある。

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