中国経済の新たなキーマン、「李強」とは何者か 李強氏本人の「肉声」と専門会の解説で読み解く

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2022年10月に習近平政権が異例の三期目を迎えたのと同時に、共産党最高指導部である常務委員会へ起用された李強氏。2023年3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で首相に就任するとみられている。
習近平国家主席の右腕として猛スピードで出世し次期首相候補となった李強氏は、自分の政策を持ち、それを実行する力量のある指導者なのか。それを見定めることは、今後の中国経済を考えるうえで極めて重要なはずだ。
全3回の特集「李強とは何者か」で、中国経済の先行きを握るキーマンの実像に迫った。

第1回
次期首相候補、驚異的なスピード出世の軌跡

中国では、通例ではありえないスピードで出世する党幹部をヘリコプターにたとえる。10年前まで浙江省の地方幹部にすぎなかった李強氏が、次期首相候補となったのはまさにその典型だろう。習近平国家主席が頼みとする李強氏とは、いったいどんな人物なのか。>>第1回の記事はこちら

第2回
中国経済の新たな司令塔、李強氏の貴重な「肉声」

新たに中国経済の舵を取る李強氏とはどんな考えの持ち主なのか。国の調査報道メディアである財新は、2014年当時、浙江省長だった李強氏に独占インタビューを行っている。李強氏の考え方の一端が垣間見える貴重な「肉声」を抄訳してお届けする(原文の配信は2015年1月14日)。>>第2回の記事はこちら。

第3回
李強氏の「肉声」と「功績」が示す次期首相の特質

中国のナンバー2、次期首相候補である李強氏。中国の調査報道メディアである「財新」が2014年に行った独占取材は、李強の今後の手腕を占ううえで非常に貴重な記録だ。専門家が当時の発言から次期首相候補の特質を読み解く。>>第3回の記事はこちら

西村 豪太 東洋経済 コラムニスト

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にしむら ごうた / Gota Nishimura

1992年に東洋経済新報社入社。2016年10月から2018年末まで、また2020年10月から2022年3月の二度にわたり『週刊東洋経済』編集長。現在は同社コラムニスト。2004年から2005年まで北京で中国社会科学院日本研究所客員研究員。著書に『米中経済戦争』(東洋経済新報社)。

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