「大きく成功する人」に多いたった1つの共通点 その分野の「プロ」になり続けたらおしまい

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成功するとその場にとどまりたくなりますが、それはさらなる成功をたまたげる要因になりかねません(写真:Natee Meepian/PIXTA)
人は誰しも成功すると、その分野にとどまり続けたくなるもの。ですが、もしそれがさらなる成功を阻んでいるとしたら……。カナダ出身の大人気ブロガーのニール・パリスチャ氏は、成功するには多くの失敗を経る必要があるといいます。本稿では同氏の新刊『9ルール 自分を変える「黄金の法則」』より、勇気を持って新たな分野に飛び込む方法を紹介します。

成功者は、人より「負けた経験」も多い

子どもの頃、父が『大リーグ野球の各種記録完全版』という緑色の表紙の擦り切れたペーパーバックを買ってくれた。僕はそれを大切にし、長年自分の部屋に置いていた。何度も何度もめくって読んだ。

パラパラと記録を見ていくうちに、面白いことに気づき始めた。
・かの有名投手サイ・ヤングは、史上最多の勝ち星を挙げている(511勝)。
・そしてサイ・ヤングは、史上最多の黒星を喫している(316敗)。
・同じく有名投手のノーラン・ライアンは、最多奪三振記録を持っている(5714個)。
・そしてノーラン・ライアンは、最多与フォアボール記録も持っている(2795個)。

誰より多く勝った男が、なぜ誰より多く負けているのだろう? 誰より多く三振を奪った男が、なぜ誰より多くフォアボールを与えたのだろう?単純な話だ。誰より対戦したからだ。誰よりも負けながら、誰よりも挑戦したからだ。

大事なのは、何本ホームランを打つかではない。何回バッターボックスに立つかだ。打席に立つ回数が増えれば、勝ち星も積み上がっていく。では、経験値を増やすにはどうしたらいいのか。ここではいくつかその方法を挙げてみたい。

次ページ一度成功すると、その後の成功の邪魔になる
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