子どもに「早くしなさい」と言わずに済む納得テク 「すぐやるスイッチ」入れ方を知るのは親の役目

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理性が発達途上の子どもに対して、叱るだけでは効果は薄い(写真:Soutabank/PIXTA)
「早くしなさい!」「何度言ったらやるの!」と子どもにガミガミ言い続け、親も子もお互いにクタクタ。子どもが「やる気」を起こして自主的に動いてくれる魔法はないものか……と嘆く保護者も少なくないのでは? そこで、『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』著者の大平信孝氏が、子どもが自主的に動くようになる仕組みづくりを紹介します。

まずは子どもの“つまずきポイント”を知る

まだ理性が発達途上の子どもは、自主的に行動するのが難しく、面倒なことは後回しにしがちです。反面、エネルギー値が高いので、一度いい習慣ができれば流れがガラリと変わることもあります

「すぐやる人」になるには、“やる気”や“根性”ではなく、「すぐやるスイッチの入れ方」を知っておけばいいのです。それを親がうまく教えてあげましょう。今回は、「早くしなさい!」と親が言わずとも子どもが自主的に動くようになるコツをお伝えします。

もっとも大切なポイントは、まず「どこでつまずいているのかを把握する」こと。どこが子ともにとってのボトルネックになっているのかを分析して見つけ出すことが必要です。

たとえば、そもそもやるべき内容が見えていない場合があるでしょう。まだ時間感覚が身についておらず、締め切りから逆算してスケジューリングすることが難しいということもあるでしょう。

そのほかに、計画の必要性がわかっていない、計画を立てても見積もりが甘い、塾や学校の勉強が不得意など、さまざまな理由が考えられます。
その“つまずきポイント”は、お子さんによって違いますし、ひとつではない場合も多々あります。

どこにつまずいているのかを見極めるために、お子さんと話し合ってみましょう。

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