物覚えが悪い人は覚えられるコツをわかってない 抜群に効率が高まる「脳の使い方」、3つの共通点

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メガネの女性
覚えられないのは脳の使い方のせいだった(写真:Fast&Slow/PIXTA)
新しい知識や情報に接したとき、すぐに覚えられる人となかなか覚えられない人がいます。その差は能力や頭の良さではなく、脳が記憶モードになっているかどうかです。
『「勉強法のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の著者の1人、藤吉豊さんが、一生使えて結果につながる、効率の良い勉強法を解説します。

覚えられないのは、年をとればしょうがない?

大切なことをド忘れしてしまった。何度も同じところで間違える。人の名前と顔が、いつまでたっても一致しない。こんな悩みを抱えていませんか?

「年をとったから記憶力が下がるのはしかたない」

「やることが多くて忙しいから、多少はやむを得ない」

などと思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、物事を効率良く記憶するためには、コツがあります。そのコツをおさえることで、脳を「記憶モード」に変え、必要なときに必要な知識や情報を思い出すことができるようになるのです。

どのようにすれば、必要な知識や情報を効率良く覚えることができるのでしょうか?

私たちは今回、100人以上の「学びの達人」たちが書いたベストセラーを精読し、頭が良い人、勉強で結果を出してきた人の勉強法について研究しました。そして、誰でも効率良く学びを深めていくための絶対ルールを発見しました。

今回は、その絶対ルールの中から、記憶力を高めて必要な知識や情報を効率良くインプットするために最も大事なポイントを3つ、紹介します。特別に時間をかけたり労力を費やしたりしなくても、格段に効果のある方法です。

① 物覚えが悪い人は「そもそも振り返らない」

大切な知識や情報が覚えられない理由を端的にいうと、それは、その人の脳が「この情報は大事だ」と認識していないからです。脳には脳の性質があり、その性質に従ってはじめて、物事を記憶できます。つまり、脳の性質に従う形で「この情報は大事だ」と教え込まなければいけません。

次ページどうすれば、脳を「記憶モード」にできるのか?
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