フランスで今起きている「働かない若者」問題 カフェも美容院もパン屋も人手不足で大変

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レストランではウェイターだけでなく、シェフが足りない事態が起きている(写真:Nathan Laine/Bloomberg)

フランスのレストランやバーのオーナーは最近みんな、同じようなことを言っています。「もうこれ以上はスタッフを見つけられない」「ウェイターもシェフもパティシエもいない」……。

仕事中は長時間立ちっぱなし、走りっぱなし。疲れはてて帰ってきて、子供や家族と一緒に楽しむ時間もない仕事など、誰もやりたがらないのです。日本でもレストランなどが人手不足に悩んでいるのは同じですが、フランスとは少し理由が異なる気がします。日本ではどちらかというと、少子化が少なからず関係しているのではないでしょうか。

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一方で共通点があると感じる点も。フランスでは、若い人たちがあまり「きつい仕事」をすることに興味を持っていないように感じますが、これは日本でも同じではないでしょうか。多くはないでしょうが、中には突然仕事を辞める人がいるのも同じです。彼らは自分の仕事や会社、ビジネスに対してあまり関心を持っていないのかもしれません。

パティシエも販売員も見つからない

パリのあるブーランジェ(パン職人)は、5カ月前からパティシエを探していると言いますが、いまだに見つけられていません。同時に販売スタッフも探していますがこちらも決まらない。パン職人は「これはフランスの気前の良すぎる失業保険のせいだ。仕事を辞めても、2年間は失業手当をもらえるんだから」と嘆いています。

実際、フランスは失業保険制度に最も寛大な国の1つです。そして、多くの人が、新型コロナウイルスの影響下でこの"特権"に気がつきました。コロナ禍で一部の人たちは、自分の人生の「優先順位」を考えるようになりました。その結果、人生のクオリティを下げるような仕事などを辞める人が増えているというわけです。

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