モアイ像1000体を誰が何のためにつくったのか ムー大陸の遺産?「自分で歩いた」の伝承も

小さな島に約1000体もある石の巨像、モアイ像の謎(写真:hinata/PIXTA)
謎とロマンにあふれている古代文明。あの建造物や不思議な絵などは、いつ、誰の手で、何のためにつくられたのか……? 世界中に残る謎に満ちた遺跡や神秘的なスポットについて解説。イースター島のモアイ像の謎をお送りします。
絶海の孤島に立ち並ぶ巨像
南太平洋の東部に浮かぶイースター島。1888年以来、南米チリの領土となっているこの島は、モアイ像という巨像が建ち並ぶことで知られている。
形状だけを見るなら、日本の「こけし」に近いが、モアイ像はすべて石製でサイズは桁違い。最小のものでも高さ1.13メートル、最大のものだと高さ21.6メートル、重さ160~182トンにもなる。周囲58キロメートルというから、佐渡島の4分の1程度しかない小さな島に、こんな代物が約1000体も確認されているのだから驚きだ。
イースター島はチリの首都サンティアゴから飛行機で5時間40分ほどの距離にあり、フランス領ポリネシアのタヒチ島からでも飛行機で5時間ほどかかる。周囲とそれほど離れているなら、絶海の孤島と呼ぶのも大げさではない。
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