「ムーヴ キャンバス」6年ぶり全面改良の超進化 2つの内外装に待望のターボ搭載で抜け目ナシ

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「ムーヴ キャンバス ストライプス」(写真:ダイハツ工業)

かわいい外観やカラー、適度な全高、そしてスライドドアで人気を博してきたダイハツ「ムーヴ キャンバス」が、フルモデルチェンジを実施。2022年7月13日より発売されることが発表された。現行モデルの登場が2016年だったから、6年ぶり。そして初のフルモデルチェンジとなる。

2002年に登場したスズキ「アルトラパン」が先鞭をつけた、“かわいいスタイル”の軽自動車。ダイハツは2004年に「ムーヴラテ」、2008年に「ムーヴコンテ」、2009年に「ミラココア」を投入するが、いずれも大ヒットには至らず1代限りで生産終了となっている。そんな中、2016年に発売したのがムーヴ キャンバスだった。

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ラテやコンテ、そしてライバル・ラパンとの違いは、スライドドアを持っていること。タントやN-BOXなど、スライドドアを持つスーパーハイトが軽自動車の主流となっていた中で、この選択が成功につながる。

また、全高がスーパーハイトワゴンよりも低く、「ムーヴ」や「ワゴンR」と同程度だったことも、「そこまでの背高はいらない」というユーザーに支持された。“ありそうでなかった”を形にして、ヒットに結びついたわけだ。

6年のモデルライフの間には、何度かの改良や特別仕様車の追加などはあったが、大きなマイナーチェンジをすることなく、累計38万台を販売している。

「ムーヴ キャンバス」の現行モデル(写真:ダイハツ工業)

「丸み」+「艷やかさ」で新しさを表現

第2世代となったムーヴ キャンバスの印象は、現行モデルと大きく変わらない。これは、現行モデルのデザインが好評だったためだろう。

しかし、新世代のDNGA(Daihatsu New Global Architecture)プラットフォームを採用するなど、中身は一新されている。これまでなかったターボエンジンが選べるようになったことは、“待望の”といえるポイントだ。

外観は、「ムーヴ キャンバスの特長であるスマイルフェイスをベースに、すっきりさせたフロントデザイン」としたうえで、「全体的に丸みを強調させ、艶(つや)やかさを表現したボディライン」を持たせたと説明される。

たしかに、フロントまわりを中心に丸みのあるデザインとなっている。またフロントウインドウの傾斜角が強められたことも、丸みを感じさせる一因だろう。

次ページ「ストライプス」と「セオリー」、2つのデザインテイスト
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