「レクサスRX」守りより変革の超モデルチェンジ PHEVや高性能モデルも設定した進化の中身

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6月1日に発表された新型レクサス「RX」(写真:トヨタ自動車)
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4月にブランド初のBEV専用モデル「RZ」を発表したばかりのレクサスが、もう1つ新たなSUVを発表した。レクサスが“ラグジュアリーSUVのパイオニア”と呼ぶ「RX」の新型だ。

RXは、1998年に初代モデルが北米デビュー。日本で「ハリアー」として発売されたモデルで、北米デビューから数えて今回のフルモデルチェンジを経て5代目となる。

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「スピンドルボディ」と呼ばれるボディデザインは、従来型のテイストを継承しつつ、2021年11月にフルモデルチェンジしていた弟分の「NX」とBEV専用のブランニューモデル、RZのテイストを盛り込んだ新世代レクサスらしいもの。

従来よりもシャープで、レクサスを象徴するスピンドルグリルの形状も新しい。レクサスの看板モデルの1つだけに、これがレクサス・デザインのスタンダードとなっていくのかもしれない。

ボディサイズは、全長4890mm×全幅1920mm×全高1695mmで、従来型より25mm幅広く、10mm低い。ホイールベースは、60mm長くなった。

14インチ超大型ディスプレイ採用のインテリア

「Tazuna Conceptを取り入れた」というインテリアは、NXと同様のメーターフードとつながる大型のディスプレイが目新しい。サイズはなんと、14インチだという。

また、インストルメントパネルの造形は従来よりもシンプルになり、オーディオなどの操作スイッチがディスプレイ操作に集約されたこともあり、スマートで先進的な雰囲気となった。

14インチディスプレイを中心に据えたインテリア(写真:トヨタ自動車)

インストルメントパネルを囲うように間接照明が灯る、マルチカラーイルミネーションも新採用。インテリアカラーは、新色「ダークセピア」をはじめとした6色を設定。「ブラックヘリンボーンパターンフィルム」や「ミディアムブラウンバンブー」など、インテリアパネルも複数が用意される。

パワートレインは、PHEV(プラグインハイブリッド)とハイパフォーマンス仕様が加わった4タイプとなった。

2.4リッターガソリンターボの「RX350」、2.5リッター+電気モーターのHEV(ハイブリッド)搭載の「RX350h」、2.5リッター+電気モーターのPHEV「RX450h」、そしてリヤに高出力モーターを採用し、RZに続いて電動化技術を活用した「DIRECT4」4輪駆動システム搭載の「RX500h」だ。駆動方式はRX450hとRX500hがAWD、RX350とRX350hはFFもしくはAWDとなる。

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