鳥取を県外の人はどう見る?イメージ調査の実態 「地味」は減少、県「感染者が少ないからでは」

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鳥取県外在住者に鳥取のイメージについて尋ねた2021年度の調査結果を、県がまとめた。コロナ禍以降、肯定的なイメージを抱く人が増える傾向にあることがわかり、担当者は「全国的に見て感染者が少なく、ローカルで穏やかなイメージが浸透したのでは」とみている。(藤本幸大)

7日も大勢の観光客でにぎわった鳥取砂丘(鳥取市で)

調査は情報発信の方策などを探るため、県が11年度から行っている。今回は首都圏や関西圏など12都府県の10歳代以上を対象にネットで実施し、男女5400人が回答した。

県に対するイメージは、トップの「のんびり」が23・1%で前年度比2・5ポイント増。「美しい」(5・7%)や「豊か」(2・4%)も増え、「地味」(14・1%)や「過疎」(5・2%)は減った。

コロナ禍で印象が「よくなった」という回答(7・6%)が「悪くなった」(1・2%)を上回っており、新型コロナウイルスの流行後、自然の多い環境などが肯定的な印象に結びついているようだ。一方で、15・7%がコロナ禍で県に関する情報を見聞きする機会が減ったとしており、情報発信に課題が残った。

「鳥取県」から連想するものは、砂丘が80・1%で調査開始以来の断トツ。二十世紀梨(3・6%)、かに(1・4%)などが続いた。観光地の認知度(複数回答)では、今年生誕100年を迎えた漫画家水木しげるさんの出身地・境港市の「水木しげるロード」(61・8%)が前年度比9・3ポイント増、冬の絶景スポットとしてメディアで紹介された「大山」(41・4%)が5・1ポイント増と伸びた。

県広報課の担当者は「認知度の高いキーワードと併せ、今後は遺跡やサイクリングの魅力発信にも注力していく。SNSも駆使して多様な層に魅力を届けたい」と話している。

 

3年ぶりに新型コロナウイルス対策の行動制限がなかった大型連休について、県などは4月29日~5月5日に県内の主要な観光地・施設9か所を訪れた人数をまとめた。コロナ禍前には及ばなかったものの、大半で昨年を大きく上回った。

鳥取砂丘(鳥取市)は9万3360人で、昨年(3万9242人)の2倍以上に。ピークの4日には2万2903人が来訪した。鳥取市は同じ曜日配列だった2016年(計約9万6000人)との比較から「コロナ禍前の水準近くまで回復した」と見ている。

水木しげるロード(境港市)も13万8555人で2倍以上となった。3、4日には19年9月以来となる1日3万人超が訪れ、4日には3万7686人にまで伸びた。

屋内施設も軒並み昨年を上回ったが、コロナ禍前の19年と比べると、大きく下回ったところが目立った。

青山剛昌ふるさと館(北栄町)は6866人で、昨年の1・43倍に増えたが、19年比では23%。感染対策のため入館者数を制限したことが影響した。鳥取二十世紀梨記念館(倉吉市)も1・39倍となったが、19年比では64%で、訪日客の減少が響いた。夢みなとタワー(境港市)は唯一、昨年を下回った。連休中のイベント実施を見送ったことが要因という。

県は「好天にも恵まれ、全体的には昨年より大幅に増えた。まだコロナ禍前の水準には戻っておらず、今後、一層の誘客に努めたい」としている。

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