「ニュースの達人」が実践、1日1000本記事の選別法 あなたも「忙しい日でも」できる!簡単秘訣は?

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日本のインターネット論壇で注目を集める佐々木俊尚氏が実践する「1日1000本の記事の見出しに目を通し、読むべき記事を選ぶ秘訣」について、解説します(写真:metamorworks/PIXTA)
テクノロジー、政治、経済、社会、ライフスタイルなど幅広い分野の情報を発信し、日本のインターネット論壇で注目を集める佐々木俊尚氏。
「ノマドワーキング」「キュレーション」などの言葉を広めたことでも知られ、2006年には国内の著名なブロガーを選出する「アルファブロガー・アワード」も受賞している。
その佐々木氏が、このたび、『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全』を上梓した。
情報があふれる時代に、どう「ネット記事」「SNS」などを読めばいいか、スマホで「気が散る」時代に、どう「書籍」を読みこなすかなど、自身が日々実践している「新しい時代の読み方」の全ノウハウを初めて公開した1冊で、発売たちまち4万部を超えるベストセラーになっている。
そんな佐々木氏が実践する「1日1000本の記事の見出しに目を通し、読むべき記事を選ぶ秘訣」について解説する。

10年来の日課を通して見つけた秘訣

私は、いろいろな人に会うたび、「佐々木さんは、あの信じられないくらい幅広い分野の情報を、どうやって集めているんですか?」と本当によく聞かれる。

『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

毎日、およそ1000本の記事の見出しに目を通し、それをありとあらゆるスキマ時間を使ってチェックし、その中から「読むべき」記事を見つけだし、SNSで無料シェアすることを、ほとんど1日も休まずに10年以上も続けてきた

玉石混交のネット記事の中から、「玉の記事」を見つけだすためには、もちろんコツがある。それは私が長年かけて探し出し、磨いてきた「自分なりのスキル」で、特別な能力が必要なわけではなく、誰にでも実践できる簡単なコツなのだが、人に教えると「そんな読み方があるんですね!」と感謝されることがとても多い。

その秘訣は、「RSS(アール・エス・エス)」というしくみを併用することだ。「リッチ・サイト・サマリー」の略で、ウェブサイト記事の見出しや要約のデータフォーマットのことだ。

わかりやすく言い換えると、「RSSリーダー」という専用のアプリを使うことで、ニュースサイトやブログなどの新着記事の見出しをまとめて閲覧することができるようになるのだ。

本記事では、「RSSリーダー」を使いこなして、膨大なネット記事の中から「読むべき記事」を選び出す5つのコツについて紹介したい。

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