感染爆発中でも北京五輪に期待できる5つの理由 「史上最も関心が低い」と言われつつも盛り上がる

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有力選手も多く新技への挑戦も注目ポイントです(写真:AP/アフロ)

すでにカーリング、アイスホッケー、スキーモーグルなどの競技がはじまっていますが、いよいよ2月4日夜、北京オリンピックの開会式が行われます。

しかし、日本は3日に新型コロナウイルスの新規感染者が初めて10万人を超えたほか、「マスクをしていても50cm距離だと感染リスクが高まる」という調査が発表されるなど、人々の不安は解消されるどころか増す一方。

そのせいか、北京オリンピックに対する反応は薄く、「いつからやるの?」「誰が出るのか知らない」「本当にできるの?」などの声が飛んでいました。なかには、「史上最も関心の低いオリンピック」という厳しい声も見かけましたが、「本当に北京オリンピックは盛り上がらないのか」と言えば、そんなことはないでしょう。

ここではコロナ禍が深刻化しても、北京オリンピックが盛り上がるであろう5つの理由を挙げていきます。

コロナ禍でよりドラマティックに

まず1つ目の理由は、そのコロナ禍の影響。ここまで北京オリンピック関連の感染者数は、アスリートと大会関係者を合わせて300人弱と報じられていましたが、残念ながら日本の関係者も例外ではありません。

1日、北京入りした際に空港で行われたPCR検査でスキー選手1人が陽性。また、フィギュアスケート男子・宇野昌磨選手のコーチであるステファン・ランビエールさんが感染してしばらく現地入りできないことが明らかになりました。

さらに、スケート競技で監督・コーチから1人、関係者から1人が感染したことが発覚し、その1人がスピードスケート日本代表のヨハン・デビットコーチとみられています。デビットコーチと言えば、前回大会からの躍進を支えてきた絶対的な存在であり、不在の影響は必至でしょう。

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