「EV戦国時代」日本勢も電動化の投資にアクセル

トヨタはこれまでのEVの投資計画を大刷新

ホンダに続いて日産、トヨタも新たな方針を打ち出した(撮影:尾形文繁、今祥雄、大澤誠)
2021年は、欧州やアメリカの自動車メーカーがこぞって電動化への投資積極化を打ち出した年だった。
そうした中、日系大手の中でいち早く「脱エンジン」という大胆な方針を決めたのがホンダだった。さらに日産自動車、トヨタ自動車も新たな電動化の計画を打ち出した。それぞれのメーカーの戦略の狙いについて迫った。
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トヨタ「EV計画」大刷新の衝撃

「トヨタから事前説明はいっさいなかった。おそらくトップダウンで決めたのだろう」

トヨタ自動車は2021年12月、電気自動車の2030年世界販売台数を350万台とする計画を発表した。燃料電池車と合わせ200万台だった従来計画から、EVのみで150万台引き上げた。冒頭のトヨタ元役員であるグループ部品メーカーの首脳は大幅な上乗せに戸惑いを隠さない。

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ホンダに問われる「脱エンジン戦略」の具体化

2021年から指揮を執るホンダの三部敏宏社長(写真:本田技研工業)

日本メーカーの中で唯一「脱エンジン」を打ち出したホンダは、目標に掲げる2040年に向けた事業構造の転換に着手している。

水面下では、市場縮小が予想されるエンジン関連部品を主力とする系列部品メーカーとの連携も加速する。中でも関係の深い取引先には、2021年夏ごろから経営に関する調査を行っている。

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日産は現実路線「電動化2兆円投資」の裏

「ビッグサプライズといえるものはなかった」。日産自動車が2021年11月29日に発表した2030年までの経営戦略について、日産を主要取引先とするある自動車部品メーカーの幹部は淡々と語った。

だが、日産の内田誠社長が29日の会見で「無理のあるターゲットを示さない形で、日産のバリューを訴えていく」と強調したように、あえて現実的な目標を示したともいえる。その背景には、日産ならではの事情がある。

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日産「復調」でも部品会社から不満

日産の業績だけがよくなっても盤石とはいえない(撮影:今祥雄)

「将来のことよりも、まず足元の車を計画どおりに造ってくれと言いたい」。日産自動車が電動化の長期ビジョンを示す中、ある日産系部品メーカー幹部は吐き捨てるようにそう口にした。

2021年9月期の中間決算では、日産を主要取引先とする上場部品メーカー7社のうち6社が2022年3月期の通期予想を引き下げた。日産は3期ぶりに黒字化する見通しだが、なぜここまで違いが出るのか。

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