大樹生命でセクハラ、後を絶たぬ不祥事の連鎖

女性営業職員に男性上司がしつこくつきまとう

大樹生命の男性上司からセクハラを受けていたとして、東京地裁の提訴後に記者会見した営業職員の女性(記者撮影)

生命保険会社の営業現場での不祥事が後を絶たない。

2020年秋、日本生命の営業職員だった女性がパワハラによって精神的苦痛を受けたとして、損害賠償を求めて同社を相手取って東京地裁に提訴している。

2021年12月には、同じ日本生命グループの大樹生命(旧三井生命)の営業職員Aさん(20代、女性)が男性上司B氏(30代)からセクシュアルハラスメントを受けていたとして、B氏と大樹生命を相手取り、約1400万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。

Aさんは2017年8月に大樹生命の小田原営業部(神奈川県)に営業職員として入社。2018年からB氏の指導を受けるようになると、「2018年2月以降から多種多様なセクハラ行為が行われた」(原告代理人である湘南合同法律事務所の山本有紀弁護士)という。

断っているのに、しつこく同行

具体的には、①Aさんが顧客先へ訪問する際に、頻繁に同行する②ツーショット写真の撮影を執拗に迫る③飲み会の席で足を触る④高額なクリスマスプレゼントを無理やり押し付ける⑤体調不良で欠勤した際、断っているにもかかわらず自宅玄関前まで食料品を持ってくる、などの行為が行われた。

特に顧客先への訪問については、入社から半年を経た頃、営業部の責任者である営業部長がAさんに対して、「(新人研修の期間を終えたため)今後は1人で行くように」と指示していた。B氏はそれを知りながら同行を繰り返した。2人きりの営業車両内でAさんの髪に突然触れたりしたという。

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デジタル特集「問われる保険営業」では以下の記事を配信しています。

メットライフ生命、営業職員「7000万円詐取」の闇

日本生命の営業職員、「パワハラ提訴」の一部始終

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