「自信過剰なCEO」が利益を上げるのはなぜなのか

非効率な行動へのコミットメントの影響

自信過剰で強気な生産計画を立てがちな人物がCEOに就任したら?写真と本文は直接関係ありません(撮影:今祥雄)

自分の能力を過信している人(実際の能力は人並みである)、ある人種はほかの人種よりも仕事ができないという偏見を持つ人(実際は、仕事の能力と人種に相関はない)、株価がある特定の経済変数によって決まると誤認している投資家(実際には、株価は無数の経済変数の影響を受けている)など、私たちの周りには、自身の置かれた環境を誤認している、すなわち「バイアス」を持つ人が多数存在する。

優秀だと誤認している会社員

にもかかわらず、伝統的な経済学では、このようなバイアスを持つ人の行動分析は扱われてこなかった。「バイアスは短期的な現象で、長期的には淘汰されてゆくはずだ」と考えられていたからだ。

記事の全文は、東洋経済プラスの連載「経済学者が読み解く現代社会のリアル」でお読みいただけます。

例えば、自分が他人より優れていると誤認している会社員がいたとしよう。

本人は「自分の能力をもってすればトントン拍子で出世できるに違いない」と考えるわけだが、現実は違う。であれば、「思うように出世できないのは、実は自分の能力が低いからではないか」と気づくはずだ、というのが伝統的経済学の考え方である。

しかし、本当にそうだろうか?

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