子どもが喜んで「お片付け」し始める簡単な方法 ガミガミ怒るのは親にとっても疲れるもの

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(写真:Rawpixel/iStock)  
「おもちゃで遊んだら出しっぱなし」「ごみ箱にごみをちゃんと捨てない」「玄関でくつをそろえない」…子どもの生活習慣、整理整頓面での親の悩みは尽きません。「やらないとおやつ抜きだよ!」などと、ついつい罰を与えるようなやり方で子どもを動かそうとしがちです。
『松村式 子育て仕掛学』では、“親がガミガミ言わなくても、子どもが自分から動きたくなる楽しい仕掛けが紹介されています。本稿では、同書から一部を抜粋しお届けします。

ついつい「片付けたくなる」仕掛け

片づけは、子どもだけでなく大人にとっても面倒であまりやりたくないもののひとつです。でも仕掛けをうまく取り入れることで、片づけるつもりがなくてもいつの間にか片づいている状態にすることが可能です。「片づけて」「元に戻して」と伝えるだけでは人は動きません。

楽しい気持ちで手や体が動くよう仕向けるのが仕掛けです。アメリカのスーパーマーケットで見つけた「Tummy Stuffers」というぬいぐるみは、大きな口から内部に物が詰められるようになっています。おもちゃを口に入れていくとおなかがどんどん膨らんでいくので、どんどん食べさせたくなります。

子どもにとってはお片づけをしているという自覚はなく、ぬいぐるみのお世話で遊んでいるような感覚です。たくさんお世話してぬいぐるみが満腹になると、お片づけも終わっています。

散らかった部屋で「この子、おなかがすいているみたい!」と子どもに声をかけると喜んで食べさせてくれます。このぬいぐるみはおもちゃだけでなく、パジャマや着替え、ブランケットなどさまざまなものを収納することが可能です。アイデアしだいで楽しい仕掛けがたくさん作れますね。日本未入荷ですが、通販サイトなどで手に入れることができそうです。

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