年金改革、河野案と現行改革案の根本的な違い

自民総裁選において政策論争の争点に浮上

9月22日に開かれた自民党の「こども政策公開討論会」に臨む(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、野田聖子氏(写真・時事)
河野太郎規制改革相の年金改革案をめぐって論戦が白熱する自民党総裁選。後編(前編はこちら)となる今回は、他候補者も指摘する河野案の問題点を整理するとともに、河野氏の主張を今後の政策論議にどう生かしたらいいのかについて展望する。

河野氏は、基礎年金を全額消費税財源に替えた最低保障年金や積立方式所得比例年金の導入を主張している。一方、ほかの候補者は現行制度の改革案実施を優先する姿勢だ。

実は、河野案と現行制度の改革案の間には1つの根本的な違いがある。

河野案は消費増税による「国民負担の増加」を含めたものであるのに対し、現行制度の改革案は大前提として国民負担の増加を「封印」しているからだ。

これは2004年の法改正で決まった現行制度のスキームと関係がある。

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Q 公的年金は貯蓄?保険?公助?

Q 高齢化で年金給付の「総額」は青天井?

Q 年金の「受給開始時期」を遅らせるメリットは?

Q 年金積立金の「運用」はうまくいっていない?

Q 「最低保障年金」の創設は可能か?

Q 公的年金は「積み立て方式」が理想的?

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