大林組、利益率急低下を招いた「ある特別な事情」

土木事業の採算が急悪化、工事損失引当金も

土木事業、建築事業ともに利益率が低下基調にある(撮影:今井康一)

「低利益、みんなで渡れば怖くない」

スーパーゼネコンのある広報担当者は8月上旬、ゼネコン大手各社の決算を見て、自虐気味にそうつぶやいた。

上場するスーパーゼネコン4社の業績が落ち込んでいる。大成建設は8月5日、今2022年3月期第1四半期(2021年4~6月期)の営業利益が前年同期比80.7%減の33.8億円になったことを公表した。大林組、鹿島、清水建設もそれぞれ、前年同期に比べて大幅な減益になった。

各社の利益が急落した理由は、受注競争の激化により建築事業の採算性が下がったこと、さらに前期ほどの大型工事がなく、土木の利益率が低下したことなどだ。ところが、大林組に関しては「ある特別な事情」が絡んでいる。>>記事の続きはこちら

この記事は無料の東洋経済ID登録でお読みいただけます。デジタル特集「ゼネコン異変」では以下の記事を配信しています。

「大成建設ショック」襲来、ゼネコン決算に異変あり

大成建設の副会長、大和ハウスへ電撃移籍した舞台裏

下請け建設業者が悲鳴をあげている

2021年最新版!「超割安ゼネコン」ランキング

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
  • この新車、買うならどのグレード?
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 岐路に立つ日本の財政
トレンドライブラリーAD
人気の動画
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
ウーバーイーツ配達員の過酷
ウーバーイーツ配達員の過酷
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
統合から20年どこでつまずい<br>たのか みずほ 解けない呪縛

みずほ銀行が相次ぐシステム障害で窮地に陥っています。その根底には、3行統合から今に至るまで解決できていない呪縛と宿痾が。本特集ではみずほが抱える問題点をガバナンス面や営業面などから総ざらい。みずほは立ち直ることができるのでしょうか。

東洋経済education×ICT