今日からまねしたい「一流の人のすごい考え方」 大谷翔平がプロ入り後キャンプに持ち込んだ本

拡大
縮小
「一流」と言われる人たちの、何事も前向きに考える思考法をエピソードとともに紹介します(写真:tomcat/PIXTA)
世間で「一流」と言われている人たちは、心の底に不安や悩みがたくさんあっても、独自の考え方やポリシーによって、自分をうまくだまして自己暗示をかけています。ネガティブな考えを排除し、何事も前向きに考える思考法を手に入れているのです。つまり、この「一流な人たち」と同じような「考え方」を持つことができれば、彼らと同じように成果を残せる可能性も高まるということです。
メジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手が日ハムに入団した2013年、初めてのキャンプに持ち込んだと報じられたこともある『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』より一部抜粋、再構成し、お届けします。

ドクター・中松が失敗をしない理由

日本を代表する発明家の1人、ドクター・中松こと中松義郎さん。その突飛な言動は理解不能。しかし彼が携わった数々の発明を見ると、やはり天才だと思わされます。

さて、この天才。「今までに、失敗した発明はありますか?」と聞かれると、決まって「自分の発明はすべて成功している」と言い切ってしまうのだそうです。

ここで問題です。

問題:ドクター・中松が「自分の発明はすべて成功している」と言う理由は何でしょう?

答え:成功するまで、絶対にギブ・アップしないから。

「失敗」なんて存在しない。あるのは、「成功」につながる「経験」だけ。

ドクター曰(いわ)く「現段階で失敗してしまっていても、そこで終わりではなく、それをさらに粘り強く工夫したりして、必ず成功まで持っていく」。

あのエジソンも「成功するための確実な方法。それは、どんな時も、『もう1回だけ試してみる』と思い続けること」と言っています。

エジソンは白熱電球を発明するとき、フィラメントに適した材料を見つけるために、植物繊維や動物の爪など6000種類近くもの物質を実験して調べたそうです。結局、京都の竹が選ばれたのですが、気の遠くなるような作業です……。

次ページ50年も米作りを続けているのに…
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT