地方銀行100社の「ランキング」でわかる実力差

最新の決算数字を分析すると格差が浮き彫りに

低金利の終わりが見えず、地方銀行を取り巻く環境は厳しさを増している。収益悪化で銀行の経営体力が低下していくと、生き残りをかけた銀行同士の提携や経営統合はいっそう加速するだろう。
では、全国の地銀100社の実力差はどれくらいあるのか。東洋経済プラスの特集「2021年版 地方銀行ランキング」では、最新の決算データなどから、さまざまなランキングを作成した。
以下のランキングは無料の東洋経済ID登録でご覧いただけます。

健全性、収益性、成長性で独自採点
地方銀行「総合」ランキング

国内すべての地銀を対象に、決算内容から健全性、収益性、成長性の3つに分けて配点し、点数の低い順に100社をランキング。ワースト1位は静岡県のスルガ銀行だった。不正があったシェアハウス融資問題の影響もあり、不良債権比率が地銀の中で突出して高いことが得点に影響した。

>>ランキングはこちら

100社のうち30社が赤字
地方銀行「本業利益」ランキング

銀行の収益力を見るうえで、金融庁が重視している数字が「本業利益」だ。これは金融庁が定義した(貸出残高×預貸金利回り差+役務取引等利益ー営業経費)指標で、銀行の決算短信には記載されていない。最新の決算で本業利益を算出すると、地銀100社のうち30社が「赤字」だった。

>>ランキングはこちら

「全国地銀マップ」で読み解く
次なる再編の焦点は「1県3行」エリア

「(再編支援の)時限を意識して腹を決めて取り組んでほしい」。金融庁長官は6月に行った講演で、新設された再編措置に触れ、改めて地銀再編を促した。次なる再編の焦点は「1県3行」エリア。地銀100社の提携関係などが一目でわかる「全国地銀マップ」で今後の再編を占う。

>>全国地銀マップはこちら

株主総会の賛成率70%台が8人
地方銀行トップ「支持率」ランキング

経営環境が厳しくなる中、地銀のトップは株主からどれくらい支持されているのか。上場する地方銀行77社を対象に、2021年株主総会におけるトップ(社長、頭取)の「賛成率」を集計し、その比率が低い順にランキング。ワースト1位は栃木銀行の黒本淳之介頭取で72.66%だった。

>>ランキングはこちら

80%以上の銀行は35社
地方銀行「経費率」ランキング

銀行経営の効率性を計る経費率(営業経費÷業務粗利益、数値が低いほどよい)。体力のあるうちに収益体質を強化しようと、希望退職の募集に踏み切る地銀も出てきた。最新の決算で集計すると、地銀の経費率の平均は75.8%。90%を超える銀行は6社、80%以上の銀行は35社あった

>>ランキングはこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
  • 買わない生活
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ウーバーイーツ配達員の過酷
ウーバーイーツ配達員の過酷
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
統合から20年どこでつまずい<br>たのか みずほ 解けない呪縛

みずほ銀行が相次ぐシステム障害で窮地に陥っています。その根底には、3行統合から今に至るまで解決できていない呪縛と宿痾が。本特集ではみずほが抱える問題点をガバナンス面や営業面などから総ざらい。みずほは立ち直ることができるのでしょうか。

東洋経済education×ICT