「大阪のパチンコ王」、最大手マルハン追撃の真意

他社を相次ぎM&A、業界再編の「台風の目」に

パチンコホール大手に躍り出たアンダーツリーの木下春雄社長(撮影:ヒラオカスタジオ)
M&Aを駆使し、この10年間で急激に店舗数を増やした大阪のパチンコホール・アンダーツリー。コロナ前の2019年9月期決算は売上高3069億円、経常利益76億円を計上し、マルハンとダイナムという業界2強に次ぐ売上高3位に躍り出た。
パチンコホール市場の縮小が見込まれる中、マルハンやダイナムのような全国チェーン化を目指すのか。創業者である木下春雄社長に聞いた。

気力を失ったホール経営者が増えている

――M&Aを積極的に手掛け、売上高ランキングでトップ30圏外から約10年で一気に3位に浮上しました。

昔から再開発や都市計画が好きで、自分に関係なくても「ここ、いい場所だな」などと土地を見ていた。いざこの商売をやり出して、そういう話(M&Aの案件)が出てくると、それをすぐ見にいくようにしている。

銀行の隣など駅前の一等地に構えていて、そういうところでパチンコホールをやってみたいと常々思っていた。

――大型店だけでなく、駅近の中規模店も買収しています。出店のパターンはあるのでしょうか。

ないね。確かに(採算のとれる)最低台数はだんだん上がっている。300台以下の店はどうやっても経営は難しい。ただ、駅前の一角などには(競争の激しくない)空白地帯的な場所もある。そこでは小規模でも商売をやる余地が残っている。

前の(パチンコホールの)所有者がうまくいってなかったと言えばそうだが、一番の問題は意欲をなくしてることだ。この商売で儲けてやるとか、ずっとやっていこうという気力を失った同業者が増えてきた。

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パチンコ地方勢が2強食らう「下克上」

「大阪のパチンコ王」、マルハン追撃の真意

新興ホールが描く「パチンコのデパート化」

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