シンバイオに続く黒字期待のバイオ企業はここだ 「赤字が当たり前」という見方が変わりつつある
東洋経済新報社の記者・編集者が、SBI証券のチーフストラテジストの北野一氏とともにマーケットを展望する月1回の動画連載「Monthly TREND REPORT」。第21回後編のテーマは、「黒字が求められるバイオベンチャー」。東洋経済新報社の藤尾明彦『会社四季報』副編集長が解説します(詳しくは動画をご覧ください)。
「赤字が当たり前」というバイオベンチャーへの見方が変わりつつある。薬の開発は多額の開発費用が先行するため、ほとんどのバイオベンチャーは赤字の状態で上場する。ただそれが長く続くと問題だ。
創薬系のバイオベンチャー33社のうち、黒字(今期と来期の四季報予想が黒字)の会社は5社のみ。当該5社の平均時価総額は1961億円、その他28社は同240億円。
「バイオベンチャーであっても株式市場は黒字を求めている」と『会社四季報』副編集長の藤尾氏は話す。
そんな中で、上場10年目にして今2021年12月期に初の黒字化見込みのシンバイオ製薬に注目が集まっている。前期は40億円の最終赤字だったが、今期は11億円の最終黒字に転換、さらに来期も増益が見込まれているのだ。同社の株価は年初から急騰し、一時は約6倍となった。
シンバイオ製薬はなぜ黒字化が見込めるようになったのか。また同社に続く黒字化が期待できるバイオベンチャーはどこか。詳しくは動画をご覧ください。
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