国土200平米!イギリス沖にある「自称国家」の正体 西川きよし・三村マサカズが公爵、英政府も黙認

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イギリス沖にある、世界のどの国にも承認されていない「自称国家」とは……!?(写真:NatanaelGinting/iStock)
カスピ海が「海」か「湖」でもめる理由とは?
文豪ヘミングウェイの弟が兄の遺産で独立国をつくっていた!
4つの州を数秒でまわれる、アメリカでも唯一のスポットがある――。
新著『おもしろ雑学 世界地図のすごい読み方』では、気候や風土の珍現象から、知られざる仰天国家の素顔、国境や国名をめぐる複雑な事情、一度は訪問したいおもしろスポットまで、世界各地の「へぇ~」な話が紹介されています。
本稿では、同書から一部を抜粋しお届けします。

大国に時差がないと、どんな不便が生じる?

日本には時差がない。世界では経度が15度違うごとに1時間の時差が設定されているが、日本では経度がほぼ15度の幅に収まっているため、北海道から沖縄に至るまで標準時はひとつしか用いていない。

一方、国土面積約1710万平方キロで世界一を誇り、ヨーロッパからシベリアまで東西に広がるロシアでは、なんと10時間もの時差があり、11の時間帯に分けている。国土面積983万平方キロで世界3位のアメリカも同様で、本土だけで4つ、アラスカとハワイを含めると6つの時間帯がある。

このように、小さな国では標準時はひとつしかなくても、広大な国土をもつ国では複数の時差を設けるのが一般的だ。しかし、中国は例外である。

中国の国土面積は約960万平方キロで世界4位。最西端の新疆ウイグル自治区から最東端の黒龍江省までの距離は約5200キロ、経度差は約60度もあるが、時差を設けず、すべての地域でたったひとつの標準時を使っているのである。

(画像:『おもしろ雑学 世界地図のすごい読み方』)
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