モノ言う株主に狙われるゼネコン最新ランキング

「割安株」や「キャッシュリッチ株」こそ危ない

西松建設と村上系ファンドをめぐる攻防も激化している(写真右は梅谷秀司、左は記者撮影)

村上系ファンドやイギリスのシルチェスターなど、アクティビスト(モノ言う株主)が大手ゼネコンなど建設業関連株を買い増している。

準大手ゼネコンの西松建設をめぐっては、村上系ファンドが同社株を買い増し、西松建設側が株主総会に買い増し中止の賛同を求める議案を提出するという「奇策」に打って出た。西松側は後にその議案を取り下げ、ひとまず休戦となったが、両者の間に火種が残っていることに変わりはない。

アクティビストに狙われるゼネコンの共通点は、現金などの資産が豊富(キャッシュリッチ)で、株価が割安に放置されている銘柄だ。

売り上げが落ちるときが投資のチャンス

ただ、アクティビストが目を凝らしているのはそこだけではない。村上世彰氏は銘柄選定の基準について、著書『生涯投資家』の中で次のように述べている。

「ファンドで投資する銘柄を選ぶ際、時価総額に占める現預金(不動産、有価証券など換金可能な資産を含む)の割合、PBR、株主構成などを点数化してスクリーニングをする」

また、村上系ファンドの関係者は東洋経済の取材に対し、「売り上げが落ちるときが投資のチャンス。財務の良好な企業が多いことは変わっていない」と語っており、やはり財務の健全性を重視していることがわかる。

アクティビストが目をつけそうな建設関連株を探るため、株価が割安(低PBR)、現金など資産が豊富(ネットキャッシュ倍率)、外国人株主の割合が高い(外国人持ち株比率)、そして減収なのに自己資本が高い銘柄をそれぞれランキングしてみた。>>記事はこちら

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村上系ファンドと西松建設「株買い増し」で緊迫の攻防戦

2021年最新版!「超割安ゼネコン」ランキング

村上ファンドがやってきた

下請け建設業者が悲鳴をあげている

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