逆境も笑って乗り越える「強い心」を鍛える4秘訣 「決めて、宣言し、行動、振り返る」を繰り返す

拡大
縮小
正解のない時代の生き方について解説します(写真:yongshan/PIXTA)
新型コロナウイルスの影響もあって、先行きが不透明な状態に不安を抱くビジネスパーソンが増えています。が、「正解はどこにもない。正解は自分で作るしかない」と話すのが、長きにわたって次代の経営者やリーダー育成に携わってきた伊藤羊一氏です。では正解を作るためにはどうすればよいのか。新著『FREE,FLAT,FUN これからの僕たちに必要なマインド』を上梓した伊藤氏が解説します。

正解は自分で作るしかない

現代社会はテクノロジーが急速に進化し、価値観も多様化しました。そして、さまざまな事件が起き、先が見えない社会です。とくに今回のコロナショックでは、いきなり経済活動が全世界でストップし、社会全体のシステムも個人の心理も大きくリセットされました。

それまでは、多くの人はどこかに“正解”を探して行動していた部分も強かったし、その正解は、それまでの常識やなんとなく従ってきたルールを前提にしていたように感じます。あるいは、正解は「みんながやっていること」だったかもしれません。多くの人がなんとなく大学に行き、なんとなく会社に就職する。みんながやっていたことが、同調圧力とともに正解とされてきた面もあるでしょう。

しかし、人類がうまく制御できない“見えないウイルス”との戦いとの共存を経て、多くの人が、自分の実感としてあらためて気づきはじめていると思います。「どこにも正解がない」と。

そう、正解はないのです。その正解は自分で作るしかありません。

次ページ筆者も自分で作ろうと行動している
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT