追い風が吹く鉄鋼業界に待ち受ける2つの難題

巨額赤字から急回復しているが気は抜けない

2023年9月末までに閉鎖する日鉄日新製鋼の呉製鉄所(広島県)(写真:日本製鉄)

2020年後半から需給が一変したことで鉄鋼業界に追い風が吹いている。日本製鉄、JFEホールディングスともに直近は2期連続の赤字だったが、2021年度は黒字化する見通しだ。

だが、日本製鉄やJFEに浮かれた様子はない。というのも、日本の鉄鋼業を取り巻く大きな構図は何一つ変わっていないからだ。

長年、日本の粗鋼生産量は約1億トンあり、このうち国内に6割、輸出に4割振り向けられてきた。国内向けは高齢化と人口減少で長期的には縮小が避けられない。輸出向けは、この先、圧倒的な生産能力を持つ中国が輸出に本腰を入れた場合、大きな影響を受けることが見込まれている。

こうした危機感が、各社を国内製造拠点の再編に走らせてきた。>>記事の続きはこちら

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データ/鉄鋼の海に“クジラ”がいる

鉄鋼業界に神風、強気の日鉄と警戒のJFE

鉄鋼メーカーに待ち受ける「2つの難題

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