「上司の品格」を疑われる、やってはいけない質問 「上から目線」が透けて見える、残念な言葉遣い

拡大
縮小
質問する機会が多い上司。そのときに部下にしてはいけない質問の仕方7つを紹介(写真:psisa/PIXTA)
言葉の使い方を変えることで、自分が率いる潜水艦の評価を最低から最高に引き上げ、ベストセラー『7つの習慣』の著者、コヴィー博士から絶賛された伝説の艦長がこのほど、『LEADER’S LANGUAGE(リーダーズ・ランゲージ) 言葉遣いこそ最強の武器』を上梓した。
あらゆる組織のリーダーに役立つ、伝え方のパラダイム転換を促す本書の一部を抜粋・編集し、部下の意見を聞くときにリーダーがやってはいけない7つの質問について紹介する。

自分の考えを押しつけず、周囲の考えに関心を持つ

会議のとき、自分とは違うものの見方をする人がいるとわかったら、関心を示そう。その人に見えていて自分には見えていないものや、自分とは違う考えに対して関心を持つのだ。

『LEADER'S LANGUAGE 言葉遣いこそ最強の武器』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィーも「好奇心が第一」という考えを重視していて、「まず理解に徹し、そして理解される」を第5の習慣に掲げている。

会議で反対に投票した人がいたなら、彼らに発言の機会を与えよう。少人数のグループに分けて、自分と反対の意見に票を投じた人にその理由を語ってもらうのだ。それが、意見を押しつけずに関心を示す練習になる。

いい質問は、他者の考えに興味を持つことから生まれる。質問には「悪い質問」というものがある。それは、相手のことを知りたいという気持ち以外の何かを優先する質問だ。それでは、やってはいけない7つの質問を順に紹介しよう。

次ページやってはいけない7つの質問
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT