ホンダの新展開でサプライヤーが発奮する必然

トヨタの全方位戦略とは一線を画す大胆方針

ホンダの三部新社長は4月23日の会見で「独創性にこだわり続けたい」と述べた(写真:ホンダ)

「豊田章男社長にしてみたら『ばかやろう!』と思っているのではないか」

トヨタ系サプライヤ-の首脳は、4月23日にホンダが発表した新たな電動化戦略について、皮肉交じりにそう話した。

前日の4月22日、トヨタ自動車の豊田社長は日本自動車工業会の会長として会見を行った。「カーボンニュートラルへの道は1つではない」としたうえで、「日本の自動車産業が持つ高効率エンジンとモーターの複合技術に、水素から作る『e-fuel』やバイオ燃料といった新しい燃料を組み合わせることができれば、大幅なCO2低減というまったく新しい世界が見えてくる」と力説していたからだ。

マジョリティは難しい

ところが、ホンダが打ち出した電動化戦略は、2040年までにグローバルで販売する新車をすべて電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)にするというもの。新燃料もエンジンも、さらにはハイブリッド車(HV)も自社の電動化の道筋から“排除”し、振り切った戦略を打ち出したのだ。

三部氏自身も4月23日の会見でe-fuel燃料などの新燃料について「一部の特殊車両やドライビングを楽しむ車では残っていく可能性はあるが、私個人的にはマジョリティ(多数派)としてはかなり難しいと考えている」と語り、考え方の違いが際立った。

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EVに全集中、ホンダの大胆すぎる「生存戦略」

ホンダ「電動化100%目標」に3つの焦点

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