遠隔ワーク熟練者に学ぶ「家で超快適に働く技」 「空間」と「時間」の使い方で差がつく

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自宅の作業環境の整え方を解説します(写真:asaya/PIXTA)
コロナ禍でリモートワークの普及が進んでいますが、自宅で快適に作業をするためにはどうすればいいのでしょうか。アメリカのマイクロソフトにおいて、Windows95、Windows98などのチーフアーキテクトを務めた経験を持つプログラマーで、新著『ニュー・エリートの時代』を上梓した中島聡氏が解説します。
前回:「初対面でWeb会議申し込む人」が迷惑すぎる訳
前々回:コロナ以降も「仕事で淘汰されない人」の3条件

パソコンは有線でルーターにつなぐ

リモートワーク全盛の時代におけるコミュニケーションにはSlack(スラック/仕事向けのチャット・サービス)を使うのがいいと私は考えていますが、ビデオ会議に参加する機会は今後増えていくでしょう。

私も、堀江貴文さんのオンライン・イベント「スナック堀江万博」にゲストとして出演したことがありますが、対談はZoomで行いました。Zoomで起こりうる細かな問題は過去に何度も経験していたので、このビデオ対談に臨むにあたっては、丁寧に準備をしておきました。

パソコン(MacBook)はWi-Fiではなく、有線(イーサネットケーブル)でルーターにつないでおきました。Wi-Fiは電波が強くてもどうしてもノイズがあるため、時々パケットロスが起き、音が途切れてしまうからです。

NetflixやYouTubeのようなストリーミング放送の場合、バッファを十分に(数秒間)とっているため、多少のパケットロスがあってもリカバリーが可能ですが、ビデオ会議の場合、あまりバッファを長くとると遅延が生じて話しにくくなるため、バッファは最低限に抑えてあります。

そのため、少しでもパケットロスがあると、音が途切れたり音飛びしたりしてしまうのです。

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