花粉症にダチョウ抗体マスクが効く納得の理由

鳥は花粉症にならないのにダチョウだけは別

鳥類はアレルギーにならないという定説を覆し、ダチョウは花粉症になる(写真:Ystudio/PIXTA)
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新型コロナなど感染症予防に力を発揮する、いま注目の「ダチョウ抗体マスク」。

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

その開発者で京都府立大学学長、獣医学の博士でもある塚本康浩氏の新刊『ダチョウはアホだが役に立つ』が話題だ。

ここでは本書から一部を紹介する。鳥類はアレルギーにならないというのが定説なのに、ダチョウは花粉症になるという。

ダチョウ抗体マスクと塚本康浩氏(提供:塚本康浩)

ダチョウも花粉症になる

なんと花粉症にも効くんです、ダチョウ抗体。ことの始まりはダチョウ抗体マスクを売り出してしばらくした頃でした。

「あのマスク着けてると花粉の季節もラクなんや」

「くしゃみも鼻水もあんまり出んようになった」

という声が届くようになったんです。それを聞いて、僕はある不思議な現象を思い出しました。

ダチョウはめったに病気にならへんし、大ケガをしてもすぐに治ります。それなのに、なぜか春先になるとなんとなくまぶたが腫れるダチョウさんがいてるんで、ちょっと気になっていました。

まぶたといっても、人間のまぶたみたいに上からかぶさるものとは違います。全力で走るときなんかに、瞬膜(しゅんまく、正式名称は第三眼瞼といいます)という半透明の膜が眼球の上をカバーするんです。

風圧やホコリから目を守るためのシステムなのでしょう。

その瞬膜を腫らしているダチョウさんがいるので、もしかしてと思って血液検査をしてみると、花粉アレルゲンに対する抗体が見つかったんです。つまり花粉症です。普通、鳥類はアレルギーにならないというのが定説なんですが……。

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