「小児科かかりつけ医制度」登録のメリットとは

「いつでも」電話で相談できる心強い存在に

「総合病院がかかりつけ医」はあり?

「うちの子、総合病院でいつも診てもらっているんだけど…」

という人もいるかと思います。

基本的に、総合病院は緊急性の高い症状や、通常の小児科やクリニックでは対応できないときのための医療機関です。

例外として、お子さんに持病などがあり継続して通院している場合や、治療に伴うアレルギー対応などで専門的な設備が必要なときは、総合病院でも日常的な診療を受けられることがあります。

また地域によっては、親が連れていける範囲に小児科クリニックがない、総合病院の診療体制に余裕があるなどの理由で受け入れてもらえることも。

その場合は総合病院の小児科が実質上の「かかりつけ医」となりますが、最初に紹介した「小児科かかりつけ医制度」には当てはまらないため、休診時間中の電話相談などはできません。

いずれにしても、お子さんが小学生になる頃には通院の間隔も空くことが多いため、毎回のように初診料が発生したり、午後(夕方)の診療がなく軽い症状でも授業を休む必要があるなど、しだいに通いにくくなる人がほとんどです。

その段階で別の小児科クリニックを探すことを思えば、小さい頃から継続して同じ医師に診てもらったほうがメリットが多いかもしれませんね。

子どもの「かかりつけ医」の選び方

通える距離に複数の小児科がある場合、「かかりつけ医」をどういう基準で選べばいいのか迷う人もいるのではないでしょうか。

厚生労働省や東京都医師会の考えるいい「かかりつけ医」の条件には以下のようなものがあります。

■ 自宅と距離が近く通いやすい
■ 特定の病気や分野に限定せずどんな症状も最初に相談できる
■ 地域の医療機関や適切な医師を紹介してくれる
■ 患者の疑問に対し詳しく説明してくれる

そのほか、親子それぞれに、主治医の先生のタイプや治療方針などに対し合う合わないもあるでしょう。

また、予防接種や検診と病気の診察とで待合室が分かれていて感染対策がしっかりしている、予約制または待ち時間を知らせてくれるシステムがある、駐車場が広いといった利便性で決めたという人もいます。

転勤などでどうしてもかかりつけの医療機関を変わらなくてはならないこともありますが、赤ちゃんの頃からわが子の成長を見てくれている先生がいるのはなにかと心強いもの。

まだかかりつけ医が決まっていない……という人も、優先順位を整理して、ベストなかかりつけ医が見つかるといいですね。

(文/高谷みえこ)

CHANTOの関連記事
【最新版】もう読んだ?小児科の先生たちは”子どもとコロナ”をこう考える
子どもの身長を高くしたいから牛乳は間違いだった!?
「熱が出たらまず風邪薬」これって間違い?
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • フランスから日本を語る
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • この新車、買うならどのグレード?
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
人気の動画
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
ウーバーイーツ配達員の過酷
ウーバーイーツ配達員の過酷
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
統合から20年どこでつまずい<br>たのか みずほ 解けない呪縛

みずほ銀行が相次ぐシステム障害で窮地に陥っています。その根底には、3行統合から今に至るまで解決できていない呪縛と宿痾が。本特集ではみずほが抱える問題点をガバナンス面や営業面などから総ざらい。みずほは立ち直ることができるのでしょうか。

東洋経済education×ICT