意外にかかる「高校受験」の費用はいくらか
私立高「合格キープ」代が数十万円の学校も

まだお子さんが保育園や小学校に通っている人も多いと思いますが、児童手当の特例給付が一部廃止されるなどのニュースもあり、高校受験時にはどのくらいのお金がかかるのか、気になっている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、高校受験にかかわる費用は総額でいくらぐらいなのか、先輩ママたちの体験談も参考に調べてみました。
公立と私立で受検料は10倍以上違う!
まずは入学試験を受けるための費用ですが、2020年時点で公立高校が基本的に2200円なのに対し、私立高校は安いところで1万円前後、高いところでは3万円台と、10倍以上かかることも。
公立高校が第一志望でも、ほとんどのお子さんは併願(いわゆる滑り止め)校として私立高校を受験するため、受検料3万円の私立高校を3校受験すれば、その時点で10万円近く払うことになります。
なお、一部の公立高校では、私立高校の入試と同時期に行われる「特色選抜」と、3月に行われる「一般選抜」の2回チャレンジできるようになっており、その場合は各回2200円ずつ受検料が必要です。
入試の前には、各高校で「学校見学」「オープンキャンパス」「入試説明会」などが開かれます。
時期は夏休みから年末ごろまでがメインで、その間に少なくとも1回は受験予定校まで行くため、遠方の高校なら親子で数千~数万円の交通費がかかることも。
また、俗に「赤本」と呼ばれる過去の入試問題集も1冊2000~3000円ほどするため、高校ごとに買いそろえると1万円を超える出費です。
さらに、願書に添付する顔写真も、証明写真ならそのつど数百円、写真館などで撮影してもらうと数千円かかります。
最近ではインターネット出願が増えており、スマホで撮影してアップロードするだけでいい場合もありますが、全部の高校でそうはいかないようです。