時短営業で増える「夕食難民」自炊できない事情

痛感する「温かい出来立てのごはん」の有難さ

自炊したくてもできない「夕食難民」になっている人たちの事情とは(写真:K+K/PIXTA)

オフィス街で一斉に昼休みが始まり、どこの店も行列でなかなかランチにありつけない人たちのことを指した「ランチ難民」という言葉があります。

当記事は、『CHANTO』の提供記事です。

2021年1月、首都圏を中心とした緊急事態宣言発令に伴い、営業時間を20時までに短縮する飲食店が増加。

それにより、今まで仕事が終わった後にお店で夕食を食べていた人たちの行き先がなくなり、連日コンビニのお弁当やカップ麺などの夕食続きで困っている……という状況を「夕食難民」と称した報道が流れました。

これに対し、SNSでは「そんなの自炊すればいいだけ」「主婦はどんなに疲れていても毎日料理しているのに……」などの意見も。

しかし、それぞれの事情や立場も踏まえつつ言い分を見てみると、意外にも「答えはたった1つ」だと感じました。

どういうことなのか、見ていきましょう。

自炊しないのではなく“できない?”都会のキッチン事情

今回、温かい食事をお店で食べられないのがつらいという人に対して「じゃあ、どうして自炊しないのか」という意見が見られました。

しかし、首都圏を中心とした都会のワンルームマンションでは、自炊が難しいさまざまな理由があります。

・キッチンがないか、小さい電熱器のコンロ程度で料理が作りにくい
・自炊には複数の食材が必要だが、使い切れないし、冷蔵庫も小さく保存できない
・調味料や調理器具・食器を保管するスペースもない

一人暮らしを始めた当初は自炊を頑張っていたものの、むしろ効率が悪いことに気づいて諦めた……という人も。

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