仕事のできない人は文章の「型」がわかってない 書くのが苦手で遅いと悩んでいる人への処方箋

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「文章を書くのが苦手」は思い込み! 短時間でわかりやすい文章を書く2つの秘訣を伝授します(写真:buritora/PIXTA)
企画書や提案書、報告書や日報、プレゼン資料、あるいはメールやチャットなど、仕事で文章を書かなければいけない機会は多くあります。
一方で、「書くのが遅い」「とにかく苦手」「なるべくなら書かずに済ませたい」という方もいるのではないでしょうか。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の著者の1人、藤吉豊さんが、100冊の書籍に書かれてあった内容をもとに、「文章が苦手」「速く上手に書きたい」という人に、「伝わる文章」をスピーディに書くためのコツを解説します。

とにかく速く書くためには?

文章には書き手の個性が強く出ることもあって、書く技術は職人的なものだと思われがちです。

ですが実際は、小説家たちの個性的な文章ですら、「共通のノウハウ」が意外に多くあります。「共通のノウハウ」とは、ライターのAさんも、作家のBさんも、ジャーナリストのCさんも、編集者のDさんも大切だと思っているコツのことです。

「誰でも、速く、上手な文章を書く」ための「共通ノウハウ」の中から、特に文章に苦手意識を持っている方に向けて、

「最短時間でわかりやすい文章を書くための2つのコツ」

を紹介します。

【最短時間でわかりやすい文章を書くための2つのコツ】

・「型」にあてはめる
・接続詞は「2段階」で使う

「とにかく自分は、書くのが苦手」

「書き出しで手が止まってしまって、最初の言葉を書くのに10分も20分もかかってしまう」

そんな方にオススメしたいのが、「文章を“型”にあてはめて書く」ことです。

「型」とは、「書き出しから書き終わりまでのパターン」です。

僕たちがチェックした100冊のうち、約40%の本に、

「文章は、型にあてはめて書きなさい」

と記されていました。

スタイル、フォーマット、テンプレートなど、さまざまな呼び方はありますが、文章のプロの多くが「型」を大切にしています。

次ページ「型」にはめたほうが書きやすく、理解しやすい文章になる
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