占い大国「スリランカ」住んでみたらどうなるか 結婚や就職の面接も占星術を重要視している

拡大
縮小
コロナ対策を徹底しているスリランカ(写真:ロイター/アフロ)

スリランカはインド東南に位置する島国です。国土は北海道の8割程度で、国民の約7割が仏教徒。日本からのアクセスは約10時間、中東・シンガポール・マレーシアからは4~5時間ほどで着きます。

小さな国土ながら8つもある世界遺産をはじめ、最近では世界的に有名な建築家ジェフリー・バワによる、自然と一体化したホテルでのリトリートや、アーユルヴェーダの施術も女性たちに人気です。

スリランカという国名は、現地の公用語であるシンハラ語で「Sri(光り輝く)Lanka(島)」と書きます。また、「光り輝く」という形容がつくほどスリランカは宝石が採掘される「宝石の国」でもあります。

とくにサファイアが有名で、ダイヤモンド以外はほぼ採掘されているのですが、こうした体験もできる観光業が今、コロナで大きな痛手を受けています。

スリランカは初期対応が早かった

一方で初動対応の速さは注目を集めました。政府はなんと感染者数が100人程度の時点でロックダウンを行いました。スリランカでは、2019年4月に教会やホテルを狙ったテロが発生したのですが、その際にもロックダウンをしています。国民をステイホームさせただけでなく、住宅の近くにスーパーやパン屋、薬屋、ATMなどをトラックやバスの移動型店舗に変えて走らせたのです。

政府と軍の行動の速さに驚かされますが、今回、国民も政府もこのケースを覚えていたので大きな混乱もなく行動できたようです。ちなみに、PCR検査は全国民無料ですし、もし感染して入院する場合も費用はかかりません。

次ページ免疫力アップの鍵はアーユルヴェーダ
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT