性犯罪者が被害者を選ぶ際の「卑劣すぎる基準」

警察に届け出なさそうでおとなしそうなタイプ

小学生の娘さんを持つ親は特に注意が必要です(写真:asiandelight/iStock)

著名な漫画原作者やタレントが逮捕されるなど、日々メディアを騒がせている性犯罪。こうした行為に手を染めるのは「粗暴で不気味な人」と思われがちですが、実態はかなり異なるようです。『性犯罪者の頭の中』(2014年5月刊行)は、そんな彼らの意外な素顔と、心の闇に迫った渾身のルポルタージュ。恐ろしい犯罪から自分やわが子を守るためにも読んでおきたい本書より、一部を抜粋してお届けします。

彼らは計画的に被害者を選んでいる

子どもを対象にした性犯罪者の中には「小児性愛」の者もいるが、「子どもは狙いやすい」という理由で犯行に及んでいる者も少なくない。

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

前述の科学警察研究所の調査では、「なぜ今回の被害者を“被害者”として選定したのか」を性犯罪者たちに問うている。答えは、16項目の中から複数回答を選択するという形で集計・分析された。

理由として、多かった順に次のようになっている。

・警察に届け出ることはないと思った 37.2%
・おとなしそうに見えた(抵抗されないと思った) 36.1%
・一人で歩いている女性を選択 28.3%
・警察に捕まることではないと思った 21.3%
・弱そうな感じがした 15.5%

一方で、次のような項目は、上位にはならなかった。

・性産業の従事者には何をしてもかまわない 0.7%
・被害者が挑発的な服装をしていた 5.2%
・自分の好みのタイプが通るのを待っていた 11.9%

ここから性犯罪者たちは、いかに自分の犯行がスムーズにいくか、ということを基準にして、被害者を選んでいるということがわかる。科学警察研究所の報告は、被害者が「挑発的な服装をしていた」などといった、従来からある被害者の落ち度を問うような風潮は間違いである、とまとめている。

そして、被害者を選ぶ際の、こうした性犯罪者の傾向については、研究者の間で意見がかなり一致している。小児性愛者だけが子どもを狙った性犯罪をするわけでもないし、挑発的だったり派手だったりする女性に性的衝動を駆られて性犯罪をするのでもない。むしろ、もっと計画的に被害者を選んでいるのである。

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