偉大な科学者ニュートンが晩節を汚していた訳

権力を握った後、宿敵の存在や功績を抹消した

天才科学者ニュートンが偉業を成し遂げられたのは、ライバルの存在があったから……?(写真:DimaSobko/iStock)  
誰もが知る歴史上の偉人たちは、もともと優秀だったからその偉業を成し遂げられたわけではない。ではなぜ偉業を成し遂げられたのか。そこには決して歴史に名を残すことのない、もう1人の偉人の存在があったから。
教科書では知ることのできない、そんなもう1人の偉人にスポットを当てる書籍『もうひとりの偉人伝』から、一部を抜粋してご紹介します。

天才科学者ニュートンにいちゃもんつけまくったフック

どうにも気が合わなくて、いつもケンカばかりしてしまう。だれでもそんな相手が1人はいるものです。17世紀イギリスの学者、ニュートンとフックもそんな関係でした。この2人、仲が悪いことで有名だったのです。

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

ニュートンの名前を聞いたことがある人は多いでしょう。木からリンゴが落ちる様子を見て、「地上のあらゆるものは、地球の中心に引きよせられているのではないか? この宇宙にある全てのものは、たがいに引き合う力を持っているんだ!」と、「万有引力の法則」をひらめいた人です。この発見は、当時の自然科学の常識を大きく変えました。

(出所)『もうひとりの偉人伝』(幻冬舎)

これだけでも科学者として歴史に名を刻むには十分な功績でしたが、ニュートンの勢いはここで止まりません。

高校の数学で勉強する「微分積分」の考え方を発見し、さらに続けて太陽光線にいろいろな色の光が混ざっていることも発見しました。おどろくべきことに、この3つの大きな発見を、ニュートンは22歳から23歳にかけてのたった1年間でやってのけます。

イギリスでペストという感染症が流行して大学が長期の休みになり、ニュートンは田舎に帰省して思う存分研究に集中できたからです。彼にとっては「夏休みの自由研究」のようなノリだったのかもしれません。

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