申請数減、住宅取得でも影を落とすコロナ禍

長期固定住宅ローン「フラット35」の利用者実態

所要資金(融資区分別・全国)(出典/住宅金融支援機構「2019年度 フラット35利用者調査」より転載)

【フラット35】利用者の所要資金が最も高いのは、近年の価格上昇の影響を受けた新築マンションで、年々増加を続けている。その新築マンションに引っ張られるように、中古マンションも増加を続け、加えて、土地付注文住宅と注文住宅も増加を続けている。一方、新築の建売住宅の所要資金は、安定しているのが大きな特徴だ。

低くても5倍を超える倍率となっている年収倍率

所要資金が増加しているのに対して、世帯年収の平均額はそれほど上昇していないことから、所要資金に対する世帯年収の割合(年収倍率=所要資金/世帯年収)が上昇している。

年収倍率(融資区分別・全国)(融資区分別・全国)(出典/住宅金融支援機構「2019年度 フラット35利用者調査」より転載)

年収倍率が最も高いのは「土地付注文住宅」の7.3倍。次いで、新築マンションの7.1倍となる。所要資金の場合と順位が入れ替わるのは、新築マンションでは都心部での供給が多いこともあって、世帯年収の平均が763万円と最も高いのに対し、土地付注文住宅の平均が628万円と新築マンションより低いことにある。一方、年収倍率が低いのは、中古住宅(マンション・一戸建て)だが、それでも5倍を超える倍率となっている。

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