妻がバリバリ働き夫が家庭を守る、新標準に

育休取得、不安や会社との折り合いの付け方

コロナ禍のため、オンラインにて取材。週末の昼下がり、お子さんのお昼寝の最中に夫婦で取材に応じてくださった味愛さん(左)と信介さん(写真:CHANTO WEB編集部)

夫婦別姓や事実婚、国際結婚、同性カップルなど、日本の「夫婦ダイバーシティ(多様性)」をテーマにお届けするオピニオン特集。

今回登場するのは、夫が1年間の育児休業を取得した中西さんご夫妻。ある調査(※)によると、男性の育児休業取得率はわずか6.1%。まだまだ育休は女性が取るのが主流ですが、あえて別の選択をしたお二人に、枠組みにとらわれないパートナーシップを築く秘訣を伺いました。

(※厚生労働省「平成30年度雇用均等基本調査」調べ)

Profile 中西信介さん・味愛(みあい)さん

信介さん…都内で複数の認可保育園を運営する会社にて、コミュニティコーディネーターとして働きながら、保育資格を取得。復職後は副園長に就任。国家公務員、豆腐の移動販売業などを経て現職に。

味愛さん…株式会社陽と人・代表。東京と福島県国見町を行き来しながら、国見町の農産物の価値を広く伝える事業などに取り組む。https://hito-bito.jp/

自分たち夫婦にフィットする選択をしただけ 

——まずは、妻ではなく夫が育休を取った理由を教えてください。

信介さん:自分のなかで「子どもの成長を間近で見たい」という興味と意欲が湧いたのが一番の理由ですね。僕は当時、保育園で「コミュニティコーディネーター」として、子どもたちと地域の方の接点を作ったり、保護者同士の出会いを増やしたりする仕事をしていました。悩みながらも仕事と子育てをうまく両立している親の姿を目の当たりにし、いつか自分に子どもが生まれたら、育児に時間を費やしたいと思うようになって。

当記事は、『CHANTO』の提供記事です。

そんなとき、社長に子どもが産まれて、1カ月休暇を取ったんです。経営者なので育休制度は使えないけれど、仕事をうまく割り振って休んでいるのを見て、自分にもできるんじゃないかと思いました。

——育休1年という長さは、男性では例が少ないですよね。長いスパンで取得したのはなぜですか?

信介さん:妻は経営者なので育休制度を使えないし、なかなかストップできない業務もある。だったら、休みやすい僕が1年間取ったほうが理にかなっているかなと。

味愛さん:「1年間休みたいと思う」と言われたときも、すんなり受け入れられました。というのも、妊婦健診のときから、夫は自主的に時間休を取って毎回付き添ってくれていて。私の妊娠中から育児に向き合っていると感じました。

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