休校中に「英語力が伸びる子」がやっていること 自宅にいるからこそできる学習方法がある

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家にいる時間が長いからこそできる英語学習とは(写真:manoimage/PIXTA)

今春から本格的に始まる小学校での英語の授業。楽しみにしていた小学生も多いことでしょう。教科書はもう手元に届いているでしょうか。わくわくしながら、学校の再開や授業のスタートを待っている子どももいるでしょう。

さて、子どもたちは母語とは異なる英語という言葉に出会っていくわけですが、どのように出会うといいのでしょう。どのように出会うと、英語を身につけていけるのでしょうか。いまこの自宅にいる時間、どのようなことができるのか、考えてみたいと思います。

耳から慣れることが大切

いま私たちは、自宅に滞在せざるをえない状況にあります。小学生の子どもたちは、学校から課題のプリントが配られているようです。先生や友だちとともに学べないのは、子どもにとってはつらく、また学習効果も低くなります。しかしこのような機会だからこそできる学びもあると、私は思っています。

私たちは言葉を覚えるときに、まずはその言葉を聞くことから始めます。生まれたときから、私たちは言葉を自然に耳にしていて、そこから言葉の習得は始まっているといえます。なので、英語を身につけようとするなら、自宅にいるこの間、子どもには英語をたっぷりと「聞いて」ほしいと思います。

「何を聞いたらいいの?」という質問をよく受けます。子どもが楽しみながら、興味を持って、繰り返し聞ける内容だということが重要です。海外の映画やアニメ、TV番組もいいでしょう。上手に機能を使用すれば、日本語で内容を理解してから英語で見るということもできます。

ぜひお勧めしたいのは、物語や絵本の朗読、または音楽です。映像がないので、聞いてイメージすることができますし、じっと画面の前にいなくても耳にすることができるからです。ほかの遊びをしながらでもBGMとして流しておくだけでも、子どもの耳には残ります。日常生活の中で、繰り返し聞くということが重要なので、様子を見ながら、どのようなものがいいのか見極めてください。

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