就活面接でまだまだ多い｢ヘンな質問｣の数々 意味不明の愚問も散見､大切なのは答え方だ

学生は正攻法の質問に対する準備をしてくるので、「素」の姿が見えないと考える面接官もいる。回答が似通っているので差別化（採点）しづらいわけだ。

そこで学生の虚を突く質問がはやっている。代表的なのは「例えると」のパターンだ。「自分」をいろんなものに例えて説明しなさいと面接官は要求する。代表的な「例え」をあげておこう。漢字、色、食べ物、花、動物はかなり多くの企業で質問されている。10社以上の面接を受ければ、どこかで遭遇する可能性は高い。

「漢字一文字で自分を表すと？」（文系・佛教大学）

「あなたを色に例えると何色ですか？」（理系・近畿大学）

「あなたを食べ物に例えると？」（理系・芝浦工業大学）

「あなたを花に例えると？」（理系・茨城大学）

変わった「例え」も

毛色の変わった「例え」もある。

「あなたを調理器具に例えると？」（理系・京都工芸繊維大学）

「あなたを戦隊もので例えると何色？」（文系・清泉女子大学）

「例え」の変化球もある。自分だけでなく「家族を動物に例えると」（文系・新潟大学）と問う企業もある。

「例え」を使わず、「自分を話せ」という企業もある。

「自分のことを好きか嫌いか」（文系・立正大学）

「あなたの人生を10分で話して」（文系・上智大学）

「自分を5つの単語で表現するなら？」（文系・明治学院大学）

こういう質問を予期していれば回答はむずかしくはない。練習すれば答えられるようになる。