「人生マジで貯めるべきお金」の超簡単計算法 2020年に覚えておけば、誰でも一生役に立つ

拡大
縮小
人生で貯めるべきお金はいくらなのか? 2つのポイントを押さえれば、誰でもすぐに計算できる(写真:maroke/iStock)

「禍福はあざなえる縄のごとし」とはよく言ったもので、人生には実にさまざまなことが起こります。仕事、人間関係、恋愛、お金のこと、すべて順調などという人はいないでしょう。人生を、いかに幸福感をもって過ごすかと考えると、自分のエネルギーや時間を「お金の以外のこと」に十分に使えるほうがよいように思います。

しかし、決まっているのは、「将来の自分を支えるのは自分だ」ということです。人生において、誰しもお金のことを避けて通ることはできません。それならば、お金はできるだけシンプルに扱い、かつ、何かあったときは、臨機応変に対処していくことが大切です。

「お金の人生設計をする」ときに絶対に必要なこと

10年前にご相談にこられて積み立て投資をスタートした医師の西岡和人さん(仮名・45歳)は、順調に資産を増やしています。資産形成というと、難しいイメージをお持ちの方も多いと思いますが、そんなことはありません。コストのなるべく低い商品を選び、途中でやめないでなるべく長く続けることです。西岡さんは、日本を含む世界の株式に投資するインデックスファンドで運用を続けています。

西岡さんは、ライフプランに変更があったり、高額の支出があったときにご相談に来ます。しかし、最初に決めた運用プランを大きく変更することはなく、必要に応じてお金の置き場所を変えたり、新しい必要貯蓄率を考えるなどをして対処します。もちろん、運用をやめるという選択肢はありません。

誰にとっても同じですが、資産形成を始めるときには、ライフプラン、運用方針についてきちんと考えることが重要です。それが、結果的に長期投資を続ける秘訣です。

例えば、人気のある運用成績のよいファンドを、「みんなが持っているから」という理由で自分も買う、また、流行りのロボットアドバイザーでおすすめのファンドを買ってみるという人もいるでしょう。

でも、その前にやることがあります。難しいことではありません。

次ページ何をやらなければならないのか?
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT