最新「スティック型掃除機」の今買うべき3選 選ぶべきポイントは「吸引力」から「軽さ」へ

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2019年8月にダイソンが日本市場専用モデルとして発売した「Dyson V8 Slim Fluffy」実勢価格5万3900円(写真:ダイソン)

2019年もさまざまな新しい家電が発売された。中でもこの1年で最も変化があったと感じたのが掃除機だ。今回はその変化と最新のおすすめ掃除機について解説しよう。

掃除機にとって最も大切な機能の1つが吸引力だ。近年は掃除機の主流がキャニスター型からスティック型に移行した過渡期で、初期の製品はモーター性能やバッテリー性能が低かったこともあり、とくに吸引力に注目が集まった。

しかしそれも一段落。すでに大手メーカーのほとんどの掃除機が、一定レベル以上の吸引力を実現した。スティック掃除機はモーターやバッテリー性能の改善により一昔前のキャニスター型掃除機を超える性能となったのだ。これによって、掃除機は吸引力の追求から解放された。

2019年の掃除機のトレンドが「軽さ」だ。これまでの主流は3kg近い重さのハイパワースティック掃除機だったが、それが1kg台、もしくは2kg台前半の軽量タイプに変わっていった。その流れを決定づけたのがダイソンだ。

軽くなって使い勝手がアップしたダイソン

ダイソンは2019年、軽量タイプのスティック掃除機を、4月と8月に連続で発売した。中でも注目なのが8月発売の最新モデル「Dyson V8 Slim」。よりコンパクトなソフトローラーヘッドを採用した日本市場専用モデルだ。

実際に手にしてみるとその軽さは明らかだ。フラッグシップモデルの「Dyson V11」(実勢価格6万0500円)は、本体質量2.72kgでややずっしりとしており、とくに女性からは「ちょっと重たい」という声が多数聞かれた。

それに対して、「V8 Slim」は500g以上軽い、使用時(パイプ・ブラシ含む、以下同)質量2.15kgで、あまり重たいと感じることなく掃除ができる。とくに顕著なのが高い場所の掃除だ。「V11」は高い場所を掃除するときは本体とホースを両手で支える必要があったが、「V8 Slim」なら片手でも高い場所が掃除できる。

搭載するモーターが違うため、吸引力にも違いがあるのだが、掃除する場所がフローリングならその差を感じることはほとんどなさそうだ。それにもし、ゴミが1回で吸い取れなかったとしても、同じところを2度、3度と掃除しても本体が軽いため負担にはならない。

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