日本人が知らない「英語圏内」意外な違いと誤解

イギリス英語とアメリカ英語だけじゃない

ラグビーという競技からイギリスと関係諸国、英語圏の世界の背景についてお話しします。写真はイングランド代表のエディー・ジョーンズ監督。イングランド代表は2020年7月に日本と国際親善試合2試合を行うと発表(写真:Peter Cziborra/ロイター)

今月初旬まで開催されていたラグビーワールドカップ、日本代表の大躍進もあり、大変盛り上がりましたね。残念ながら私の母国カナダは予選リーグ敗退となってしまいました。

日本代表大躍進の理由はいくつかあると思いますが、外国出身の選手の活躍がその1つであることに異論を挟む人は少ないと思います。ラグビーの場合ナショナルチームに入る資格がほかの競技に比べハードルが低いことはテレビの解説なども皆さんもご存じと思いますが、実はこのルールの背景には、ラグビー発祥の地がイギリスであることが関係しています。

今回は、ラグビーという競技からイギリスと関係諸国、英語圏の世界の背景について少しお話ししたいと思います。

ラグビーW杯に出場した12カ国の共通点

今回ラグビーW杯の決勝トーナメントに進出した8強のうち、イングランド、ウェールズ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、イギリス領北アイルランド(アイルランド共和国と連合チームでアイルランドとして参加)の6カ国、そして、予選敗退チームのスコットランド、私の母国カナダ、フィジー、サモア、トンガ、ナミビアも加えると出場16カ国中12カ国。これらの国の共通点は何だかわかりますか。

実はこれらの国はすべて英国連邦(Commonwealth of Nations)の諸国です。

連載の一覧はこちら

英国連邦とは、50ほどの国または地域が参加しており、とくにイギリス王室を君主とする必要はなく、旧イギリス領を母体とした緩やかな国家連合です。なじみのあるところとしてはインド、シンガポール、私の生まれ故郷であるジャマイカも加盟しています。

第2次世界大戦後、イギリスの植民地の多くが独立し、かつての大英帝国は消滅したといわれていますが、まだまだイギリスが世界に影響力を持っていることがうかがえますね。

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