「算数に強い子に育てる」家庭でできる6のこと
「かずとかたち」に強い子を育てるアイデア

算数が苦手で社会人になって苦労した、という経験はありませんか。「かずとかたちに強い子なら、きっと社会に出ても困らない」、「わが子に数学的思考力を身につけさせたい」と思うママ、パパは多いのではないでしょうか。でも、それってどうすればいいの?算数教育に詳しい山口榮一さんに、家庭でできることを教えてもらいました!
かずとかたちに強い子は言葉を正確に使える子
「算数ができる子は、計算が得意なのではなく、言葉力がすぐれているのです」と山口さん。算数と言葉の力は対極にあるように思えますが、実は密接な関係があるのだそう。
「図形の定義や証明などには正確な言葉使いが求められます。算数を学ぶことで、物事をきちんと分析し、説明する言葉の力が育つのです」。
AIの発達で将来が見えにくいなか、子どもに何を学ばせたらよいか親は悩みがち。どんな仕事につくとしても、相手にわかりやすく伝える〝言葉の力〟は必須といえそうです。
家庭学習のやり方には注意が必要だとも言います。「競争意識をあおるのではなく、理解を深め楽しく取り組むことを意識しましょう。いきなり問題集ばかりやらせてもおもしろくない。それよりも身近なところに学びの機会がたくさんあることに、親は気づいてほしいですね」
「勉強しなさい!」というオーラを出すと、子どもはやる気を失い、親もつらくなりがち。算数の学習要素は生活のなかにもたくさんあるので、賢く利用しながら楽しく子どもの力を伸ばしていきましょう!