85歳も参加する「シニア婚活パーティー」の実像

それぞれの事情、終活としてとらえる人も

シニア向けの婚活パーティーに参加する高齢者たちは、パートナーに何を求めているのだろうか?(写真:Kazpon/PIXTA)
還暦を過ぎてなお、人生最高の伴侶を求めるシニア層のリアルな姿を追った、幻冬舎新書『ルポ シニア婚活』(篠藤ゆり・著)。
2019年9月26日発売予定の本書から一部を公開。
酷暑の日、宇都宮駅前のホテルで開催された、シニア婚活パーティーを取材した篠藤氏。
85歳の女性はボーイフレンドを求めて参加し、75歳の男性は「この年齢での婚活は終活でもある」と語った。
婚活パーティーに集うそれぞれの事情が浮き彫りとなる。

地方での婚活を応援する太陽の会

地方を拠点に多くの成婚実績をあげているのが、中高年向けの結婚相談をおこなう民間福祉団体・太陽の会だ。

本部は宇都宮にあり、札幌、仙台、東京に支部がある。

民間福祉団体という名称どおり、営利団体ではなく、それぞれの支部の責任者がボランティアに近いかたちで会の運営をおこなっている

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

太陽の会本部会長で宇都宮代表の斎藤尚正さんがこの仕事をはじめたのは1992年のこと。

宇都宮に支部をつくらないかという話をもちかけられたことがきっかけだった。

「お話をいただいたときは、正直こういう活動にちょっと暗いイメージをもっていたので迷いました。

当時は『老婚』などと呼ぶ人もいましたし、地方ではとくに、歳をとってからの結婚なんて堂々とはできない、といった風潮もあったのです。

ですから、まずは現場を見せていただきたいとお願いして、東京や仙台で婚活の懇親会を見学しました。

そうしたら参加者の皆さんは、すごく前向きで明るいんです。これならやっていけると思って、お引き受けしました」

次ページ実際の懇親会を見学すると…
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