「2週間誰とも話してない」独居老人男性の切実

シニア向けの結婚相談所には80代の登録者も

年齢が高くなり、健康に不安を感じるようになったら、なおさら1人暮らしの孤独が身にしみます(写真:asa/PIXTA)
還暦を過ぎてなお、人生最高の伴侶を求めるシニア層のリアルな姿を追った、幻冬舎新書『ルポ シニア婚活』(篠藤ゆり・著)。
2019年9月26日発売予定の本書から一部を公開。
シニア向けの結婚相談所では、86歳の男性や85歳の女性も婚活中だという。その背景には独居シニア男性の圧倒的な孤独感と、独居シニア女性の抱える貧困が見えかくれする。

独居シニア男性5人に1人「2週間誰とも会話していない」

国立社会保障・人口問題研究所が2017年に実施した「生活と支え合いに関する調査」では、単独世帯の人は他人と毎日会話する人の割合が低いことが判明した。

なかでも単独高齢男性の会話頻度はかなり低く、「誰かと会話するのは2週間に1回以下」の人が15%もいる。

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

一方シニア女性は、単独世帯でも、「毎日会話する人」と「2~3日に1回会話する人」を合わせると87.2%。「2週間に1回以下」の人は5.4%となっている。

2週間に1度、人と話すかどうか。独居シニア男性の5人に1人は、そんな生活をしているのだ。

年齢が高くなり、健康に不安を感じるようになったら、なおさら1人暮らしの孤独が身にしみる。

もしかして孤独死するのではないかという恐怖も、年齢とともに増していくにちがいない。

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