20代の「結婚相談所」利用がじわり増える背景 自分のペースで効率よく、恋の痛手も最小限

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リクルートブライダル総研が発表した「婚活実態調査2019」を見ると、2018年に結婚した方たちの中で、婚活サービス(結婚相談所、ネット系婚活サービス、婚活パーティ・イベント)を利用して結婚した人は約8人に1人でした。これは2000年以降、過去最高の数字となり、まさに手法として婚活サービスの利用が主流になって受け入れられていることがよくわかるのではないでしょうか。

ネット系婚活サービスの利用者が多い

また、婚活サービスごとの利用経験割合を見ると、最も割合が高いのは、ネット系婚活サービス、次いで婚活パーティー・イベント、最後は、結婚相談所でした。利用者のボリュームゾーンである20代・30代が、思春期からスマホとともに過ごし、SNSでのコミュニケーションが主流であることからアプリ・ネット系人気はうなずけます。

ですが、今回ご紹介したいトピックは、結婚相談所に入会する20代の割合がここ数年でじわりと高まっていることです。ゼクシィ縁結びエージェントの20代の会員割合は、2015年の20.7%から2018年には25.9%へ増加しています。彼らの祖父母・親世代で主流だった「お見合い」のように第三者が介入する婚活手段を、改めて選択しているのです。

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